こんにちは、アソウです。
今回はそんなあなたに元知力会生が知力会がどんな組織かということについて説明します。
僕は過去(2017年3月)に所属していたので、内部事情についてはだいぶ知っています。
細かい部分については書けないですが、まずはザックリと知力会がどういう組織なのか書いていこうと思います。
その後に多くの人は知力会に入らなくてもいい理由と知力会に入るべき人について説明していきます。
正直この記事を書いてもいいのか迷いましたが、知力会に入るべきではない人がほとんどなのに、入塾者が後を絶たないためこの記事を書くことにしました。
もしもう入会した人でもこの記事を読んで自分は知力会に入るべき人ではなかったと思ったのなら、
クーリングオフするか、期限が過ぎていても消費者センターに行けばお金が返ってくる可能性はあります。
Contents
知力会とはどんな塾?
この疑問を解決していきます。
会社と起業と投資について学べる塾
コンセプトとしては会社と起業と投資が学べる塾です。
細かい内容については書いたらダメな気がするので、やめときます。
知力会に入ると、毎週2,3回ほど授業があってその授業に参加して会社や起業や投資に関することを学びます。
授業は任意参加なので、好きな時に行くことができます。
参加者は授業のある平日だと数人程度の少人数で休日だと20人くらいになります。
ある程度の地頭がない人でないと入塾できないため、関関同立(MARCH)以上の学生がほとんどです。
日によって授業テーマが異なっており、この日はマーケティング、この日は税金などという感じです。
授業の内容自体は学校で習わないことばかりでかつ実用的なことも含まれているので学んでいて楽しかったです。
授業は朝10時から夕方17時までです。午前だけ午後だけ参加とかもできます。
授業終わりには、コンビニでビールを買って授業が行われた教室で軽い飲み会みたいなのをします。
そこで他の生徒とも仲良くなることができます。
また大学毎のコミュニティみたいなのもあって、僕の場合は阪大だったので知力会の阪大生が阪大の図書館に集まって勉強会を開いてみんなで一緒に勉強みたいなこともしてました。
他には飲み会やイベントなど月1くらいであります。
出資を募って起業ができる
これが僕が思う知力会のいいところです。
アクティブな生徒(ちゃんと活動に参加している)が100人くらいはいるので、仲良くなって味方を増やして熱意を伝えれば出資をしてもらえます。
ただもちろんですが、出資をしてもらうのは簡単なことではありません。
また実際に起業している生徒もちらほらいるので、ノウハウを直接聞くことができるのも大きいです。
起業するとなったらお金がどうしても必要ですが、ここで解決できます。
個人的にはベンチャーキャピタルやクラウドファンディングよりも簡単に出資を募ることができるんじゃないかなあと思います。
実際に生徒が起業した会社に投資ができる
これは先ほどの項目で説明したのと逆ですね。
つまり、起業する生徒に出資をして投資をするということです。
株のように1口50000万円みたいな形で投資することになるので、投資しているという感覚を直接味わうことができます。
もちろん起業した会社の利益に応じて配当ももらえます。
これはなかなか経験できないことなので、おもしろいなあと思います。
他の生徒が起業した会社で働くことができる
自ら名乗り出てOKをもらうか誘いを受けたら、他の生徒が起業した会社に雇ってもらって働くことができます。
例としてはバーの店長だったり、塾講師、営業だったりです。
ほとんどの人は知力会に入らなくてもいい理由
ここまで聞くと知力会めっちゃおもしろそうやん、いい塾だなと思った方もいると思います。
ですが、これは表面上での話であり、ほとんどの大学生は知力会に入る必要はありません。
これは断言します。
その理由を説明していきます。
会社や起業や投資は知力会に入らなくても学べる
起業や投資について学ぶためというのが、知力会に入りたい理由として一番多いパターンですが、独学で十分学べます。
内容も市販されている本の内容レベルが多いです。
ただ起業家目線で書かれていたり、市販の本には書かれてなさそうなこともあったりするので全く無意味とは言いませんが、ほとんどのことは独学で学べます。
さらに付け加えると、起業する人以外にとっては、知力会で学ぶことの多くは役に立ちません。
学んだことが役に立たないというのは、大学と似ていますね。
もちろん起業しない人にとっても役に立つことはあるのですが、それはわざわざお金払ってここで学ばなくても独学で学べます。
あとこれに限らず何かを学ぶ際にわざわざコミュニティに入って学ぶのはセンスないかなあと思ってます。
友達と一緒にトイレに行く的な感じかなと(笑)
1人でできないのならコミュニティに入ったらいいと思いますが。
何かを学ぶとなったら基本的には独学でいいです。
授業でディスカッションやプレゼンテーションもできるので、それらをしたい人には知力会はいいと思いますが、入塾費18万円(2017年3月)に対して割りが合わなさすぎです。
そもそもディスカッションやプレゼンテーションをしたところで別にスキルとして得られるものはほとんどありません。
そんなことをしてる暇があったら、プログラミングやTOEICの勉強をした方がマシです。
投資で大きく儲けるのは難しい
予め言いますが、これは僕の憶測です。鵜呑みにしないでください。
知力会の生徒が起業した案件に将来の成長を見越して投資してそれで大きく儲けるのは難しいと思います。
なぜならそもそも起業して会社を存続させること自体が難しいからです。
実際に生徒が起業したサービスが儲からずにつぶれていくのもいくつか見ました。
もちろん数年続いているものも結構あるので、それに関してはすごいと思います。
潰れたサービスと続いているサービスの割合が分からないので、儲けられる確率というのは僕にもわかりません。
数年続くような案件を見極めて投資できれば儲けることはできます。
なので実際に投資をするのはおもしろいですし全然いいとは思いますが、大きく儲けるのは難しいと思ってください。
僕も実際に知力会で他の生徒が起業した案件に30万円投資して半年くらい経ちましたが、あまり儲かっていません。
投資で大きく儲けたいなら知力会での投資より、他の投資(株、FX、仮想通貨など)をちゃんと勉強してやる方がいいと思います。
就活で特別有利になるわけではない
ごく少数だと思いますが、中には知力会で会社や起業や投資について学んでおけば、就活で差別化になるし有利になるよと言われた人もいるかと思います。
ですが、そんなことはほぼないでしょう。
逆の立場になればわかるのですが、採用側からしたら「会社や起業や投資について学んできました」と言われても「なんのために学んだの?」となるからです。
「起業について学んでそれで実際に起業しました」とかなら、これは超プラスになると思います。
ただ学んだだけなのにそれを学生時代に頑張ったこととしてアピールすると、面接官に「就活に役立つと思って知力会に入ったのかな」と思われる可能性もあります。
もちろん企業によってはプラスになることもありますが、基本的に知力会に入って会社や起業や投資について学んだからといって、それが直接的に就活にプラスになるとは考えにくいです。
知力会での活動はたしかに他の就活生と比べて差別化にはなりますが、レベルとしてはサークルやバイトで頑張りましたと同レベルです。
他の就活生とベクトル(やってきたこと)が違うだけで、矢印の長さ(優秀さ)は同じ的な。
知力会が就活にプラスならない理由についてまだ納得のいかない人は、就活についての本質がわかる「内定童貞」という本を読むことをおすすめします(笑)
知力会に入った方がいい人
マイナスなことを書いてきましたが今度は逆に知力会に入った方がいい人について説明していきます。
起業したい人
活動にマジメに参加して信頼を溜めていけば(簡単ではありません)、出資を募ることができるからです。
起業のノウハウもあるので、知力会を最大限に生かして成功させましょう。
ただITの分野で起業したい人は、ここよりもベンチャーキャピタルのほうが向いているかなという印象です。
自分は知力会に入るべき人に当てはまるのか考えよう
今までの内容から、自分は知力会に入るべき人なのかについて冷静に考えてほしいです。
別に僕は知力会を批判したいわけではありません。
起業したい人にとってはいいコミュニティだと思います。
現に僕も入会した理由は学習塾を作るためのお金とノウハウを得るためだったからです。
途中で気が変わって学習塾は作りませんでしたが。
ただ問題なのはこの記事を書いた理由にもある通り、知力会に入らなくてもいい人が多数入会してしまっていることです。
入会費も18万円(2017年3月時点)と安くはありません。
今一度考え直してみてください。
もしもう入塾してしまった人でもクーリングオフすればお金は返ってきます。
クーリングオフのやり方はこの記事で詳しく解説されています。
時間が経ってクーリングオフができない場合でも消費者センターみたいなところに相談したらお金が返ってくる可能性はあります。
消費者センターはこちらから見れます。
質問などあればツイッターでDMくれると返事します。
この記事がみなさんのお役に立てればなと思います。
ではでは。